エントリ:喫茶店。チェーン。選択。
2015年11月20日
喫茶店。チェーン。選択。
出張先の駅の近くのタリーズコーヒーで朝に原稿を描くのが(一時的な)日課になっている。
このチェーン喫茶店で2度、大学の運動部で(一時的に)いっしょだった同期をみかけた。
彼は2年ほどで退部して、それ以来会うことはなかったけれど、こちらのキャンパスでポスドクをやっているようだ、というのは知っていた。
僕も、彼も、自分の頭でものを考える人間で、お互いにそういう認識だった(と、僕は思う)。ありていに言えば、仲がよかったし、信用していた。彼が部をやめたのも、彼が自分で考えた結果だし、僕らはそのことについてわざわざ会話することもなく、彼はある時期からいなくなり、僕はそれに何を思うでも言うでもなく、部を続けた。
今、彼を見て、特に声をかけるでもなく、連絡をとろうとも思わず、ああ、あの頃の彼は自分の選択と経験の先に、今もいるし、これからもやっていくのだろう、と思った。
僕も、自分の選択と経験をしていく。いつか必ずくる終わりのそのときまで。
こういうのって、悪くない。